傾向と対策「彼女に病気うつしちゃったかな?」
「ヤバイ!彼女に病気、うつしちゃったかな?先生、うつってますかねえ?」
これは、日々、診療室内で交わされる定番の会話であります。
うつるかどうかは五分五分だが、0%でなければ10も90も同じです。
当然、彼女もきちんと婦人科で診てもらうよう話をするのが、エチケットでしょう。
で、問題はドーヤッテ彼女に話すかです。
常識的に考えて、全く無傷で済まそうなんて無理だよ。余程彼女が"できた人"なら話は別だが、まあ往復ビンタの2〜3発で済めば上出来でしょ。
他の女の子とやって、うつされたetcとは当然言えない。だからと言って、何もしていないのに病気にはならない。従って、<よそで性行為があった>ことは素直に認めて謝る。これがとても大事で、殴られそうになったら「だって、おまえと会えなかったじゃないか。溜まってたのに。」と、彼女のせいにするしかないかな。
次に誰としたのか。友達etcとは言えない。お店に行ったんだ、と言わざるを得ない。
(もともと、お店でうつされたのなら正直に話せば良いでしょう。)でも、本番をしました、とは言えない。アレッと思う前に口でやられちゃったもんだから、いや、ごめん、そんなつもりなかったんだけど、とひたすら謝る。
今度は、「なんでそんなとこ行ったの!」と来るでしょうね。
「僕は行きたくなかったのに、取引先の部長に誘われて、、とか、先輩に強引に誘われて、断り切れなかったんだ、ゴメン。」と、またしてもひたすら謝る。
一番大事なのは、<自分の意志ではなかったことを説明しつつ、誠意をこめて謝る>ことです。
これで終わったと思います? 甘いね。次にくるのは、
「私、絶対婦人科なんて行かないから!症状だって無いもの。」で、あります。
「症状がでてからでは遅いんだよ、女性の方が後遺症を残す確率が高いのだから、すぐに婦人科に行ってもらうように。」って、医者がうるさくてさ、と僕のせいにしても良いから、とにかく婦人科を受診してもらうこと。
この会話、僕は毎日少なくとも一回はしてますよ。
今度はなんて言い訳したらいいか、電話で聞いてくる強者もいるからなあ。
でも、笑って読んでた君、今回の「今月の一言」が役に立たないことを祈ってるぜ。
それでは、今月はここまでにしましょう。
性病よろず相談所 所長 原口 忠
2006.2.1 |