「H.P.V (HUMAN PAPILLOMA VIRUS)
ヒト パピローマ ウィルスの恐ろしさ PART-2」
これは私見ですが、尖圭コンジローマと診断され治療中もしくは(とりあえず)治療後、再発していない患者さんの中に相当数、実はHI RISK タイプのH.P.V陽性患者が含まれていると思われます。
と言うのも、当院で僕自身が怪しいと思い、患者さんの了解を得て陰茎表面から腫瘤を切除し、RISKタイプを調べた患者さん(まだ30例ほどに過ぎないが)の実に60%以上でHAI RISK 陽性例が見つかっているのですから。
以前(今月の一言5月号)述べたように、尖圭コンジローマは、H.P.Vの中のLOW RISK型のうちでも6,11型のたった二つの型に過ぎないのであり、LOW RISK型同様、HIGH RISK型もある程度実在することを考えれば納得もできるが、子宮頚部癌の原因ウイルス(特に16型か?)がこれほどまでの確率で自ら確認している現実をどう解釈したらいいのだろう。
例えば、
H.P.V患者でも、その腫瘤のでき方(形)により明らかにHI RISK群に属する確率が異なると思われ、僕自身が、これは!と考えた患者さんだけSAMPLINGしているからかもしれない。しかし、RISK型のCHECKが保険を適用できない現状でH.P.V患者全員からSAMPLEを取る気にはとてもなれないでしょう。これは、厚生労働省の管轄か?
H.P.V HIGH RISK陽性男性患者に決まったパートナーがいる場合、僕は信頼できる婦人科を紹介し、フォローをお願いしていますが、RISK型チェックを始めてからその数はコンスタントに増えています。
子宮癌予備群がこれだけ大勢いるなんて考えてもいなかったし、HIVだけでなく他のウイルス疾患(HPVをはじめとするSTDとしての)も患者さんたちによく知ってもらえるよう僕ら性病科を標榜する医者はもっと努力しなければイカンな〜、と本気で考えている今日この頃であります。
HPV疑いのある患者さん 至急、来院して下さい。しっかりフォローしますが、手遅れになってからでは遅いですから。
平成17年 7月
性病よろず相談所(だよな)、別名 えびす皮フ泌尿器科
院長 原口 忠 |