「乾燥肌よ、さらば!」
今年も残すところ、後一ヶ月となりました。
皆様、元気で過ごしておられますか?
さて、今月は、ガラッと趣向を変えて、皮膚科の話、行きましょう!
冬になると、肌がカサカサして、痒くなったりするでしょ。
あれは、肌の乾燥が原因になっている場合が多いですね。
人間の皮膚は、皮脂腺から出る脂分と汗腺から出る水分から成る膜で覆われていて、水分の過剰な蒸発を防ぐ上に、皮膚の一番表面の層に(皮膚は7層もあるんですよ。)天然保湿因子NMFが存在して、水分をがっちり捕まえているんですな。だから、お肌しっとりでいられるわけで、あまりゴシゴシからだや顔を洗うと皮膚表層が削れてしまい、水分を保てなくなってカサカサになりますよ。
しかし、冬になって気温が下がり、空気も乾燥してくると、発汗量、皮脂量ともに減少する他、皮膚内の水分量も相当減ってしまうわけで、肌も乾燥しやすくなります。
ですから、あまり熱くないお風呂にゆっくりつかって、皮膚内にたっぷり水分を含ませた後、保湿剤(尿素軟膏、亜鉛化軟膏、白色ワセリン
etc)を使用して下さい。
また、入浴時、身体を洗う際、ナイロンタオルやスポンジで強く洗うと、水分保持に必要な脂分や皮膚表層(角質層)まで削ってしまうので、低刺激性(弱酸性)の石鹸をよく泡立てて、木綿のタオルもしくは素手で洗って下さい。(洗顔時も同様です。)
乾燥した肌に刺激(汗、汚れ、ストレス、睡眠不足、かきむしるetc)が加わると、炎症を起こして乾燥性皮膚炎になります。
皮膚炎に対しては、保湿剤ではダメで、ステロイド剤(ANTI DRUG TYPE が好ましい)や免疫抑制剤(顔用)が必要になります。ただし、ステロイド剤、免疫抑制剤ともに、医師の指示に従って使用することが大切です。
肌カサカサ、手ゴワゴワでは、悲しいですからね。女性はもちろん男性にとっても、スキンケアはマナーのひとつです。
それでは、また来月、お会いしましょう。
良いお年をお迎えください。来年も頑張りますので、応援してください。
院長 原口 忠 |