亀頭包皮炎の対処法
久しぶりで亀頭包皮炎の話をしましょうか。
通常の亀頭包皮炎は性行為、特にORAL SEXの後で発症しやすいです。
つまり口腔内の雑菌やカビが包皮部に付着して炎症の原因となるのが一般的ですが、そういったきっかけがなくても亀頭包皮炎になってしまう場合があります。
皮(包皮)が亀頭部に被さっていれば、その部分は蒸れやすく、当然皮膚炎が起こり やすい状況にあるわけです。まして少しでも痒みがでれば、皆さん一生懸命洗うでしょう?
洗いすぎて皮膚が弱り炎症を起こしてしまうパターンをよく見かけます。
この場合は、微生物が関与していないためカスがほとんどでないはずですから、
シャワーでゆっくり流して(石けんは使用しない)様子を見るのが一番賢いやり方です。
GOLF場や温泉で見ていると皆さん必要以上に洗いすぎているようですね。
カスが多量に溜まって臭うような場合は、微生物が付着して繁殖している状態ですから、シャワーで流しただけでは良くなりません。しかし、石けんでゴシゴシやれば、菌を皮膚に擦り込むことになるため指でやさしくカスを落とすだけに止めましょう。
それでカスがまた溜まって臭うようであれば、内服、外用治療が必要ですから、すぐに来院して下さい。
ところで、亀頭包皮炎を発症して来院される患者さんを検査してみると、雑菌とカビの両方が付着しているケースがかなり多く、これは市販の塗り薬で何とかなるものではありません。一般論として、細菌を殺す薬はカビを元気にしてしまい、逆もまた真なり だからです。ですから炎症の起こし方によって、内服薬を決め外用薬を調合する必要が 生じるワケで、これは経験がものを言います。当院では一月に百例以上の亀頭包皮炎に 対処しておりますので、安心してご来院ください。来院される際の注意点は、カスを洗い流さず普段の状態を診せてもらいたいということです。
また亀頭包皮炎は再発例がかなり多いのも特徴のひとつです。菌やカビを完全に殺し きれないケースも多く、治療特に外用薬は長めに使用した方が経過は良いですね。
一度強い炎症を起こして皮膚が相当なダメージを受けると、なかなか皮膚自体が元の状態に戻らないことも原因のひとつに挙げられますから。
えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠
2008年5月1日
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